少し遅れましたが、去る12月6日(日)にキャンパスプラザ京都で開催された「京都から発信する政策研究交流大会」について報告します。この交流大会は、都市が抱える課題を発見し、それを解決するための政策について学んでいる学生、院生が日ごろの研究成果を発表する場として2005年に設けられたもので、今年で11回目になります。当初は政策系の学部・大学院が中心でしたが、最近では政策を学ぶという点で共通する経済学部や社会学部などからの参加も増えてきています。今年は、昨年と比べて口頭発表が55件から65件に、パネル発表も9件から14件にというように大幅に増加しました。発表した大学は12大学にまで及びました。龍谷大学からは政策学部8ゼミ、経済学部1ゼミが発表しました。当日の参加者数も昨年から100名以上伸びて450名を超えました。
龍谷大学としては、政策学部の前身である法学部政治学科の頃から多くのゼミが発表を行っていましたが、政策学部としても第1期生が3回生になった一昨年から参加するようになり、その年は3つのゼミ(石田、井上、深尾ゼミ)が優秀賞を、昨年は日本公共政策学会賞(金ゼミ)と優秀賞(井上ゼミ)を、そして今年は4回生有志によるゼミ横断的チーム(束ノ間ゼミナール)が優秀賞を獲得しました。ちなみに、大会の最高の賞である京都府知事賞は龍谷大学経済学部辻田ゼミ3回生が受賞しました。
政策学部4回生「束ノ間ゼミ」の発表の様子
今年の大会では、学生実行委員会に龍谷大学から3名(政策2名、国際1名)が加わり、実行委員長も務めて、大会の成功に大いに貢献しました。学生実行委員会が独自に企画した「若者の政治参加」に関わるワークショップも、京都市会の9名の議員の参加もあり、活発に議論が行われて盛況でした。
政策学部では、毎年学内において12月中旬に行われる1回生の基礎演習集合同討論会と11月中頃に開かれる専門演習合同討論会が、学生諸君が最も張り切って勉強する、学びにおける最大の行事になってきていますが、12月初旬に催される政策研究交流大会も京都レベルで他大学の学生とプレゼンを競い合う貴重な機会となっています。2回生、1回生そしてこれから政策学部に入ってくるであろう受験生の皆さんも、来年あるいは将来において是非政策研究交流大会にもチャレンジしてほしいと思います。
この大会の運営委員長を務めた石田徹の投稿でした