2012年8月28日火曜日

龍谷大学夏のオープンキャンパス 政策学部模擬講義「同じものでも値段が違う 『なぜ』」

学生スタッフ

はじめまして~、政策学部政策学科一回生の川口駿一こと ぐっちーです(^^)v

それにしても今年の夏も暑いですね…
高校野球が既に終わってしまい夏休みももう終わりそうですが、暑さはまだまだ
終わりそうにありません(T_T)
早く涼しい季節になってほしいものです。

さて、今回は本格的な暑さが始まった8月6日/7日に開かれた龍谷大学オープンキャンパスの
模擬講義について綴りたいと思います。

模擬講義のタイトルは「同じものでも値段が違う『なぜ』」というもので中森先生によるものでした。
今回は短い時間ながらも、2つの地場産業の事例を通して大学の授業の形と政策学部の授業の形の両方を
体験することができました。

中森 孝文 先生です
1つ目の事例は同じ日本海の海域に住んでいるにも関わらず、水揚げされる場所によって名前も値段も違うカニ
「松葉ガニ」と「間人(たいざ)ガニ」についてでした。間人ガニは品質基準が厳しく幻のカニと呼ばれるほどの
高品質を誇っていますが、それゆえに間人ガニは松葉ガニより値段が高くなってしまっています。そうなると
客が「引く」だろうと思うかもしれません。

しかし、間人ガニを水揚げし帰船する漁港がある京丹後市は、松葉ガニを水揚げし帰船する漁港がある
舞鶴市よりも観光客一人あたりが支払う額が多いという現象がおきているのです。

なぜこのようなことになっているのかというと間人ガニには幻のカニと呼ばれるほどの付加価値が創造され、
観光客の心を掴んでいるからなのです。


続いて2つ目の事例では、徳島県上勝町で営まれている「葉っぱビジネス」を取り上げました。
高齢化の町に富をもたらしたのはその地に住んでいたおばあちゃん方で、着目したのは日本料理には
欠かせない「つまもの」でした。

一体そのことが、どうして成功へと至ったのかというと、地域に有利で適した産業のあり方を考え実施した結果でした。

このように地場産業論では2つのわかりやすい地域の「がんばっている」地場産業の事例を取り上げ、発想の
転換に必要なものや地域の強みの眺め方を学ぶということと、地域の強みを生かして必要な価値(モノ
やサービス)を想像していくために必要な力とは何かと考えることが大切だと知ることが出来ました。




また、発想の転換の際には「弱みを強みにする」、「人も地域の財産だと考える」、「物事を多面的に見る
ことが必要だと中森先生はおっしゃっていました。

以上、模擬講義の紹介でした。今回の模擬講義では大学生として「なぜ、どうして」と思うことを明らかに
するだけでなく、政策学部生としてその先にある「どのようにして人やモノのために活かすことができるか」
という考え方に触れることが出来ました。

このブログを読んでくださった学生の皆さんも、ぜひ龍谷大学政策学部を様々な観点から眺め他大学との
違いを見抜いてみてください。