2014年10月28日火曜日

Ryu-SEI GAP 「わっしょい新党」の野菜市

事務室

こんにちは、政策学部教務課 野村です。
 朝晩が寒くなり、すっかり秋の気配となりました。学生達にとっては活動にもってこいの季節かもしれません。

 日頃盛んに様々な活動を行っている「Ryu-SEI GAP」ですが、その中で有機・無農薬野菜の良さを広める活動を行っている
「わっしょい新党」が、10月25日(土)に龍谷大学深草町家キャンパスで野菜市を開催したので、私も少しお邪魔してきました!
 当日は11時30分からの開催でしたが、私は 準備にもたつき12時に到着。この野菜市はいつも繁盛していると聞いていたので、
「もう品切れかな・・・」と焦っていましたが、なんとか京都の伝統野菜である「畑菜」と「にんじんケーキ」を購入することができました。
 生産された方の紹介や、野菜の特徴などがポップにかわいくまとめてあり、また、購入したお野菜の調理方法を記したメモもいただきました。
 手作り感にあふれた空間が町家キャンパスの雰囲気とも重なって、素敵な野菜市だったと思います。

  

 
 自宅に帰って早速「畑菜」を味噌和えにしていただきましたが、シャキシャキとした歯ごたえで、野菜の味もしっかりしていて
とてもおいしかったです。また、手作りのにんじんケーキは砂糖の甘さではなく、にんじんそのものの甘さがしっかりと効いており、
焼き具合もしっとりとしていてとてもおいしかったです。このケーキの味付けと焼き具合は、わっしょい新党のメンバーがきっと
色々工夫してできあがった、とっておきの一品なのかなと思います。
 
 Ryu-SEI GAPの活動はメンバーのブログで随時紹介されていますので、ぜひRyu-SEI GAPのホームページ
(http://ryu-sei-gap.jp/)もご覧ください。

 わっしょい新党のみなさん、お疲れ様でした!これからもがんばってください。

2014年10月22日水曜日

映画雑感―リンカーン vs ペンドルトン

坂本 勝

先日、スピルバーグ監督『リンカーン』を鑑賞する機会がありました。
リンカーン大統領(Abraham Lincoln)は、南北戦争中の1863年に「奴隷解放宣言」を出しますが、奴隷制度を永久に廃止するためには憲法の改正が必要と考え、「合衆国憲法修正第13条」の制定を目指します。

この映画は、リンカーンがいかにして下院での反対派の強い抵抗を抑え、「合衆国憲法修正第13条」を可決したか、下院での「修正条項」可決の政治過程を描いています。「合衆国憲法修正第13条」は、リンカーンの共和党が多数を占める上院では1864年4月、賛成38票・反対6票で可決されますが、下院では、賛成93票・反対65票で否決され、3分の2の賛成を得るのに13票不足していました。
そこで、リンカーンは、猟官制(spoils system)―大統領選挙に勝利した政党が公職の任命権を握る制度―の任命権を駆使して、1864年の下院議員選挙で落選した民主党議員に公職を約束し、現金を手渡すなどの手段を講じて「賛成票」を投じるように多数派工作を行い、「合衆国憲法修正第13条」を可決、成立させます。



この映画では、リンカーンの議会工作に頑強に反対する民主党のペンドルトン下院議員の抵抗ぶりに、奴隷制廃止論者で共和党急進派のスティーブンス(Thaddeus Stevens)下院議員が「冷酷な爬虫類」、「国家反逆罪でとうの昔に縛り首になるべき男」と罵倒するシーンがあります。ペンドルトンと言えば、1883年に「連邦公務員法」を上程した政治家と同姓で気になり、彼の経歴を調べてみると、なんと同一人物でした。


ペンドルトン(George Pendleton)は、1864年の大統領選挙で民主党のMcClellan大統領候補の副大統領候補に指名され、リンカーンの再選を阻む選挙を戦います。リンカーンが大統領に再選されると、今度は下院の議場において、民主党下院議員の切り崩しにかかるリンカーンの多数派工作に抵抗します。


「合衆国憲法修正第13条」は、ペンドルトンらの抵抗を押し切り、1865年1月31日、賛成119票・反対56票・欠席棄権8票の僅差で可決、成立します。この憲法修正法案の成立に奔走したリンカーン大統領は、4月15日観劇中に凶弾に倒れる悲劇に見舞われます。
一方、ペンドルトンも、 1865年 第39期下院議員選挙で落選すると、ワシントンの政界から退き、故郷のオハイオ州に戻りますが、その後、1879年にオハイオ州選出の上院議員として再び中央政界に復帰します。そして、1883年には「猟官制」を廃止して「資格任用制」(merit system) ―資格能力で公職を任用する制度―を定める「ペンドルトン法」を上程します。


合衆国の公務員制度史で有名なペンドルトン法の制定には、「合衆国憲法修正第13条」と同様に民主、共和両党の党派的駆け引きが色濃く反映しています。1881年9月、共和党のガーフィールド大統領が公職志望の青年に暗殺されたことを契機に―アーサー副大統領が大統領に昇格―、「猟官制」改革の気運が一気に高まり、1882の下院議員選挙では、「猟官制」改革に消極的な共和党は、民主党の192議席に対して120議席と惨敗を喫します。

アーサー大統領は、2年後の大統領選挙で共和党が勝利して支持者に公職を提供できる見込みが少ないと判断し、民主党のペンドルトン上院議員が上程する公務員制度改革法案に賛成し、ペンドルトン法は1883年1月制定されます。ちなみに、ペンドルトンは、上下両院の議員時代にリンカーンとガーフィールドの二人の大統領の暗殺を経験しています。マッキンリーとケネディを加えると、合衆国の憲政史上4人の大統領が暗殺されていますが、4人とも偶然でしょうが、ゼロの付く年度の大統領選挙で当選しています。



この映画で、「奴隷制」の廃止に反対する差別主義者のように描かれているペンドルトンは、民主党の副大統領候補として、また下院議員として、1864年の大統領選挙・下院議員選挙と1865年の憲法修正法案の採決で、三度にわたりリンカーンの共和党に敗北しています。こうした挫折を通じて醸成されたリンカーンの共和党に対するペンドルトンの党派的な対抗意識が、18年後の共和党施政下で、今度は上院議員として、リンカーンが民主党議員に対する多数派工作で駆使した「猟官制」を廃止に追い込む連邦公務員法の制定へと駆り立てることになったように思われます。



この度、映画『リンカーン』を鑑賞して、合衆国の憲政史を飾る「合衆国憲法修正第13条」と「連邦公務員法」の制定に関して、「猟官制」をめぐるリンカーンとペンドルトンの二人の政治家の時空を越えた相克の因縁を感じざるを得ませんでした。
映画って本当にいいですね。

2014年10月4日土曜日

秋のオープキャンパス③

学生スタッフ

こんにちは!!

最近同期に名前で呼ばれず「おっちゃん」と呼ばれている1回生の鳥谷大輝です。

9月28日に僕にとって2回目のオープンキャンパス(以下OC)がありました。

夏のOCでは、10分間の学部紹介を1回生3人で行いましたが、今回のOCでは50分間の学部紹介を1回生2人、2回生2人で行いました。

夏のOCと役割が変わり、時間も長くなりとても緊張しましたが、自分が伝えたかった政策学部の魅力を伝えることはできたと思います。



Talkcafeでは、夏のOCで話した高校生が今回の秋のOCにも来てくれたり,
政策学部を第一希望で考えていて、入学できれば僕たちが所属しているイベントスタッフに入りたいと言ってくれていた高校生と話したりと、とても充実した時間を過ごせました。



今回で2回生が主体的に動くOCが終わりました。2回生の先輩方お疲れ様でした!次のOCは僕たち1回生が主体的に企画・運営する番です。春のOCまでに先輩方にサポートしてもらいながらしっかりと準備していきます。まだまだ先輩方の足元にも及ばないですが・・・。

これからも全力で政策学部を広報します!!

以上1回生鳥谷大輝でした!

2014年10月3日金曜日

秋のオープンキャンパス②

学生スタッフ

こんにちは!政策学部一回生の川井です!秋も深まりサンマがおいしくなってきましたね。(僕は塩焼きが好きです。)

さてさて、先日今年最後となるオープンキャンパスが開催されました!

イベントスタッフ二回生が主体となる最後のオープンキャンパス...!!

我々は大成功を収めるべく、一生懸命準備してきました。



そして9月28日当日!残暑厳しい中たくさんの方々が政策学部に足を運んでくださいました。

イベントスタッフは政策学部の中森教授の模擬講義をはじめとする4本のイベントを用意しました。

中森教授は「地場産業論」という講義をしてくださいました。京丹後で獲れる間人(たいざ)ガニがなぜ売れるか、というテーマを挙げ、物事は多様な視点から見ることが大切だと高校生に熱く語っておられました。

変わって学部生による学部紹介。昨年の来客数は二桁を切ることもあったと先輩から伺っていたのでビクビクしていると...予想に反しての大盛況!ありがとうございます!

僕はこの学部紹介の2本目「リアルな日常」と題した学部生の生活の様子を紹介しました。緊張、ハプニングもありましたがうまく伝えられたかと思います!

また、多くの高校生、その保護者の方から好評をいただいている“TalkCafe”を夏に引き続き設置しました。政策学部の学生と交流できる機会とあって保護者の方にもたくさん来ていただけました。



以上秋のオープンキャンパスの報告を川井がお送りしました!

今後とも当ブログをよろしくお願いします♪

2014年10月2日木曜日

秋のオープンキャンパス①

学生スタッフ

日々大学生活を過ごしていると、いつの間にか朝晩は涼しくなって、季節はすっかりと変わっていました。

ブログを書くのも久しぶりです。イベントスタッフ二回生の山口です、こんにちは!



さて先日9月28日(月)、龍谷大学深草キャンパスにて秋のオープンキャンパス(以下OC)がありました!

私はこの日OC運営と、私が所属する中森ゼミの活動「政策学部中森ゼミナール×佐々木酒造~ノンアルコール飲料白い銀明水試飲調査会~」のお手伝いをしていました。

今回はその活動について書きたいと思います。

中森ゼミで、私たちは主に経営学の分野を学び、企業研究や統計分析を行っています。ゼミの三回生は今、佐々木酒造株式会社様と共同研究をさせていただいています。

今回のOCでは正門前にて「白い銀明水」という米麹から造られた飲料と、しそ味・抹茶味の飲料(全てノンアルコールのもの)を来場者の方に飲み比べてもらいアンケートに答えていただきました。

試飲された方は、「おいしい」「こっちのほうがいい」「これは少し酸味がある?」など様々な反応をされ、来場者の方と話すのが楽しかったです^^

日中の日差しはきびしかったのですが、多くの方にご協力してもらい、なんと500以上ものアンケートを回収することができました!

アンケートは数多くの項目があるので、後日三回生の先輩が、ここから日本人の味の嗜好を年代や性別ごとに分析します。

どんな結果が得られるか楽しみです!

少し個人的な話ですが、私たちイベントスタッフ二回生は後期が終わると引退して後輩に引き継ぐので、主体となってOCを運営するのは今回が最後でした。正直寂しい気持ちもあります。でも今年の一回生はとても頼もしいので今後のイベントスタッフの活躍が楽しみです^^

私ははしっかりとそれを見守るつもりです。政策学部を盛り上げるイベスタに期待!