2014年2月24日月曜日

ドルトムント工科大学との協働学習が始まりました!

村田 和代

チーム政策では、座学同様、学生が能動的に学ぶアクティブ・ラーニングも積極的に取り入れています。とりわけ、グループワークやフィールドワークを取り入れながら課題に取り組む課題解決型学習(project based learning)の開発に力を入れています。

 課題解決型学習プログラムの開発は、グローバルにも展開中です。今年度は、課外活動として、ドイツのドルトムント工科大学との協働学習プログラムが進行しています。これは、約10カ月にわたり、両大学の学生がお互いの国の特定地域が抱える課題について母語ではない英語で協働学習し、国際的視野で都市計画を中心としたまちづくりの提言を行う試みです。秋から春休み前までの事前学習では、ターゲット地域の学習や英語コミュニケーションのレーニング、またスカイプを利用したテレビ会議形式での授業を行ってきました。そして、この春休みは、フィールドワークとしてお互いの国に滞在し、迎え入れ側の学生がアテンド役となり現地視察を行います。

 ・・・というわけで、今月17日から10日余り、ドルトムント工科大学より13名の学生さんたちと2名の先生方をおむかえしています。



 17日は福知山市を訪問し、職員の方々からお話をうかがった後まちあるきをしました。火曜日から金曜日は、両大学の混合メンバーでまちづくりをめぐっての分析を行ったり新しいプランを考えたりしました。



英語でのコミュニケーションは、最初不安もあったのですが、ジェスチャーを使ったり、絵や図を書いたり、PCの画面で写真を見せたり、スマートフォンの翻訳システムを駆使したり等々、様々な工夫で意思疎通をし、すっかりうちとけることができました。そして、金曜日には、ドルトムントメンバーから、感謝の気持ちです、とチーム政策メンバーひとりひとりにサプライズプレセントを頂きました。



来週は尼崎訪問とワークショップです。そして、最終日(27日 木曜日)には英語による報告会が行われます。22号館106教室で開催です。ぜひお立ち寄りください!

 英語によるコミュニケーションも、まちづくりの分析や提言も、短い期間のため十分とは言えませんが、学生たちにとって様々な気づきや大きな成長へつながったと確信しています。龍大での協働学習が終われば、3月にはチーム政策メンバーでドルトムントを訪問します。みんな今から楽しみにしています! 

 

2014年2月12日水曜日

龍谷大学政策学部に「農学科」あらわる!?

清水 万由子

2015年度、龍谷大学では農学部を開設します。
このサイトを見てくださっている方なら、ご存知かもしれませんね。
しかし、じつは政策学部にも「農学科」がある・・・・
政策学部生の間で、そんな噂がささやかれているそうです。

政策学部「農学科」の正体とは・・・、わが清水ゼミの2回生たち。
大学のほど近く、深草にある市民農園「風緑」さんで畑を借りて、野菜をつくっています。

「風緑」の杉井さんと河合さんに教えていただきながら、授業の合間にゼミ生が交代で土を耕し、
有機質の肥料を入れ、種をまいて、水やりをしてきました。
農薬を使わず、土の力で小松菜、ねぎ、大根、キャベツ、たまねぎなどが育っています。
ゼミ生が撮ってくれた写真で、その様子をご紹介しましょう。

和気あいあいと、畝づくりです。



野菜は意外とたくましく育つものですね。大根です。



こちらはキャベツ。「パオパオ」と呼んでいるカバーをかけて育てています。



うれしい収穫。



いただきます!



一人暮らしのゼミ生が小松菜をおいしく調理してきてくれたので、ゼミの後にご飯を炊いて、
2回生全員でいただきました。

政策学部清水ゼミでは、環境社会学をベースにして、地域環境保全に関するフィールドワークを取り入れて勉強しています。
野菜が自分の口に入るまでの手間ひまを体感し、自然の力を五感で受け止めて、
自然とのつきあい方を考えるうえでの原体験にしてくれたら、というのが教員としての願いです。
頭で考えるだけでなく、身体感覚にうらづけられた学びを大切にしたいと思っています。

今、畑の野菜たちは成長を止めて、厳しい寒さを耐えているようです。
ゼミ生たちは残りの冬野菜でもう一度収穫祭を行って、次の植え付け計画をたてる予定だそうです。
自分たちが体験したこと学んだことを形にしながら、次の活動展開を考えたいものです。
春に向けてうごめく政策学部「農学科」なのでした!