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2015年12月19日土曜日

京都から発信する政策研究交流大会 開かれる!



少し遅れましたが、去る12月6日(日)にキャンパスプラザ京都で開催された「京都から発信する政策研究交流大会」について報告します。この交流大会は、都市が抱える課題を発見し、それを解決するための政策について学んでいる学生、院生が日ごろの研究成果を発表する場として2005年に設けられたもので、今年で11回目になります。当初は政策系の学部・大学院が中心でしたが、最近では政策を学ぶという点で共通する経済学部や社会学部などからの参加も増えてきています。今年は、昨年と比べて口頭発表が55件から65件に、パネル発表も9件から14件にというように大幅に増加しました。発表した大学は12大学にまで及びました。龍谷大学からは政策学部8ゼミ、経済学部1ゼミが発表しました。当日の参加者数も昨年から100名以上伸びて450名を超えました。



 発表で取り上げられたテーマは、「まちづくり」「人口減少」「少子・高齢化」「産業・労働」「環境」「芸術・文化」にかかわるものなど、本当に多彩でした。文献研究を丹念に行うとともに、直接地域や企業などの現場に入り、インタビューやアンケート調査を行うといった、最近ではアクティブラーニング(能動的学習)やPBL(課題解決型学習)などの言葉で表されるような学びのスタイルが定着していることがうかがえました。こうした学びを通じて、学生諸君が社会から求められる能力(課題発見・解決能力、チームで働く能力、コミュニケーション能力など)を身につけていっていることは確かです。
    
 龍谷大学としては、政策学部の前身である法学部政治学科の頃から多くのゼミが発表を行っていましたが、政策学部としても第1期生が3回生になった一昨年から参加するようになり、その年は3つのゼミ(石田、井上、深尾ゼミ)が優秀賞を、昨年は日本公共政策学会賞(金ゼミ)と優秀賞(井上ゼミ)を、そして今年は4回生有志によるゼミ横断的チーム(束ノ間ゼミナール)が優秀賞を獲得しました。ちなみに、大会の最高の賞である京都府知事賞は龍谷大学経済学部辻田ゼミ3回生が受賞しました。

        
          政策学部4回生「束ノ間ゼミ」の発表の様子

 今年の大会では、学生実行委員会に龍谷大学から3名(政策2名、国際1名)が加わり、実行委員長も務めて、大会の成功に大いに貢献しました。学生実行委員会が独自に企画した「若者の政治参加」に関わるワークショップも、京都市会の9名の議員の参加もあり、活発に議論が行われて盛況でした。 

 政策学部では、毎年学内において12月中旬に行われる1回生の基礎演習集合同討論会と11月中頃に開かれる専門演習合同討論会が、学生諸君が最も張り切って勉強する、学びにおける最大の行事になってきていますが、12月初旬に催される政策研究交流大会も京都レベルで他大学の学生とプレゼンを競い合う貴重な機会となっています。2回生、1回生そしてこれから政策学部に入ってくるであろう受験生の皆さんも、来年あるいは将来において是非政策研究交流大会にもチャレンジしてほしいと思います。
                            
この大会の運営委員長を務めた石田徹の投稿でした                   

          


2015年12月15日火曜日

基礎演習合同討論会!

今里です。
去る1212日(土)、政策学部の一大イベント、「基礎演習合同討論会」が行われました。
この討論会は、政策学部1年生の必修ゼミ「基礎演習」のクラス対抗討論会です。
今年は全部で12クラスが「討論」を競い合いました。

討論会では、各クラスは15分の発表を行った後、質問者と対峙して、20分の討論に臨みます。
「討論会」という名の通り、最も盛り上がりを見せるのがこの「討論」。
応答側(発表クラス)と質問側(他クラス)が対峙し(イギリスの下院議会のように)、応答側は、質問側から矢のように浴びせられる質問攻撃を迎え撃つのです。
いかにうまく質問するのか、そしていかにうまく応答するのかが、それぞれのクラスの腕の見せ所。そのために、討論会の数週間前から、各クラスのメンバーは、演習の時間外にも集まり、頭を寄せ合って検討を重ねるなど入念な準備をしてきたのです。

この4月に赴任したばかりの新任教員今里にとっては今回が初めての討論会です。
これまで学生による政策提案コンテストにはずいぶん参加してきましたが、質問側と応答側が対峙して、丁々発止を繰り広げる「討論会」は初めての経験です。
わがクラスの20分間の「討論」は文字通り手に汗を握る20分間でした。

おかげさまで、初挑戦ながら、第1会場の2位をいただくことができました。
ほとんど毎日のように打ち合わせをし、夜遅くまで頑張っていたクラスの皆の努力が認められて、大嬉しかったです。

大学に入ってまだ間もない1年生の発表でしたが、真剣に取り組んだ各クラスの発表は、どれも素晴らしいものでした。
テーマを自分たちで決め、調査を行い、レジュメを作成し、発表の準備をする。さらに、どんな質問が来ても答えられるように、想定問答をつくるとともに、他クラスのレジュメを読み込み「鋭い質問」を考案する。
これらのことにチームで取り組んだみんな。きっと大きな成長を遂げたことと思います。

みんな本当によく頑張ったね!!!




2015年12月9日水曜日

トリノ中央駅のピアノ



矢作です。

貴女はピアノを弾きますか。
私は、楽器はおろか、音楽がまったくダメでした。
次に生まれる時には、ピアノか、ギターを弾きたいな。

トリノ中央駅は、特急列車がイタリア半島のつま先から12時間走って到着する北の終着駅です。プラットホームは、ターミナル形式になっています。
そのプラットホームを抜け、コンコースを過ぎたところに1台のピアノが置いてあります。
「どなたでもご自由にお弾きください」というピアノです。

通りすがりのことですが、いつも、きっと、だれかがピアノの前に座っています。薄汚れたジーンズ姿のおやじだったり、Tシャツに半ズボンのお兄ちゃんだったり、大方、風采の上がらない男たちです。大きな、よれよれの紙袋をピアノの横に置いたりして弾いているのですが、それがだれであれ、とてもうまいのです。どういう家庭環境に育ったのかな、と感心してしまいます。

ジャズだったり、ソナタだったり、私の知らない曲ばかりなのですが、時々、「帰れ、ソレントへ」などのイタリア民謡を弾く人がいます。
そういう時は、取り巻くように立ち聴きしていた人が、突然、歌いはじめることがあります。それがまた、テノールのなかなかいい声なのです。びっくりしてしまいます。
トリノは、貧しいイタリア南部からの移民労働者の町でしたからね、懐かしい故郷の曲に「つい、歌ってしまう」ということでしょうか。

トリノに長期滞在した時の最後の晩に、「弾いているかしら・・」と遠回りして寄ってみました。弾いていました。初老のぽっちゃりデブの、頭髪の薄くなったおやじが弾いていました。楽譜も置かずに弾くのです。
ピアニッシモとフォルティシモが織りなす曲を幾通りも・・。終章を迎えると、感情の高ぶりもあるのか、鍵盤を激しく連弾し、その音響が低い天井のコンコースに響き渡りました。通りすがりの人もしばし立ち止まって目を見張り、耳を傾けていました。

その日は、いつものように知らない楽曲ですが、哀感のこもる短調のメロディーばかりでした。そうしたら突然、ショパンを弾きはじめたのです。いつも、研究室では、ショパンのCDをかけっぱなしにしています。
あしたは日本に帰る、という晩、聴きなれたショパンのピアノ曲。胸にこみ上げて来るものがありました。
ひと恋しいというのか、懐郷というのか。このジェット旅客機の時代にも、望郷というのがあるのですね。少々、わが身が滑稽でもありました。

貴女はピアノを弾きますか。




2015年3月4日水曜日

2月27日(金)「グローカル人材フォーラム」に政策学部生が参加しました!

事務室

こんにちは、政策学部教務課の宮田です。

2月27日(金)京都産業大学主催で開催された「グローカル人材フォーラム」に
政策学部の中森ゼミと的場ゼミの学生が参加しました!

本フォーラムは京都産業大学が開発している産学公が協働して「教育の社会化」となる体系的な教育プログラム、
「グローカル人材資格制度」が平成27年度より本格実施することに伴い、その進捗報告や試行プログラムを受講している学生の発表、
実際に企業と学生の交流を深めるためのワークショップなどが行われました。

第1部では京都府内の5大学による学生の報告が行われました。
この報告では中森ゼミの学生があの俳優・佐々木蔵之介の実家である「佐々木酒造株式会社」との共同研究の発表をしました。




龍谷大学の学生はトリを務め、報告前はとても緊張している様子。
しかし、いざ本番を迎えると堂々とした発表は圧巻。話に引き込むジェスチャーを織り交ぜ、時に会場の笑いを誘う場面もあり、
先生の指導、そしてなにより学生の練習の賜だと感じました。本当に素晴らしい発表でした。


第2部では企業人と学生によるトークセッション、また別室では各ゼミの取組が書かれたパネルが展示され、学生が説明をしました。



トークセッションでは各ゼミ生が複数人投入され、企業人・学生・コーディネーターで構成された複数のグループに分けられ、
「中小企業で働く魅力とは?」をテーマにワークショップをしました。

私は過去に中小企業で勤めた経験があるため、出される意見に対し共感できたり出来なかったり・・・
なんてことを思いながらこれらの写真撮影を行っていました。笑




今回このフォーラムに参加した龍谷大学の学生17人中ほとんどが3回生だったのですが、
その中の2回生が先輩の姿を見て刺激を受けたようで、来年はあの発表の舞台に立ちたい!と話していました。

学生にとって目標が出来ることは良いことなのでとても嬉しく思い、
このフォーラムに参加した意味があったと強く感じることができました。

2015年2月20日金曜日

地域スタディ・ツアー(福知山市・守山市)に行きました! 「政策実践・探究演 習」番外編

只友 景士

政策学部では、2014年度から「政策実践・探究演習」というPBL科目を新規に開講しました。この科目の番外編的な地域スタディツアーを春休みに実施しました。

今回私が引率したのは、滋賀県守山市スタディツアーと京都府福知山市スタディツアーの二つです。

2月15日(日)守山市スタディツアー、2月16日(月)・17日(火)福知山市スタディツアーと連続で実施されました。

2月15日(日)守山市スタディツアー




このスタディツアーは、「政策実践・探究演習2014」を履修した「守山市プロジェクト」「福知山市プロジェクト」のメンバーが案内役となり、地域づくりの実践的な学びに関心を持つ1・2回生を案内するというものです。

守山市スタディツアーでは、吉身学区吉身東町自治会と玉津学区にお世話になりました。守山市では、「守山まるごと活性化プラン」という市民参加・市民協働に基づいた地域からの地域づくりの取り組みを進めており、この「守山まるごと活性化プラン」の状況を伺うのが大きな目的でした。

吉身東町自治会では、自治会長さんから自治会のまちづくりの取り組みを伺いました。吉身東町自治会では、独自の取り組みとして、ホタルの保全活動と川遊びイベントをされています。これらのイベントや行事の進め方は、参加者をお客さんにしない興味深い工夫がされていました。「2015年7月の川遊びの時には、遊びに来て、手伝ってね」と自治会の方に頼まれ、学生諸君も7月の予定に入れていたようです。

吉身東町自治会にてヒアリング


玉津学区では、学区長さんに玉津学区における「守山まるごと活性化プラン」の概要の話を伺いました。お話の後、大庄屋「諏訪家屋敷」を外から見学させて頂きました。「諏訪家屋敷」は、玉津学区のまるごと活性化プランの取り組みの一つとなっています。

諏訪家屋敷


諏訪家屋敷


諏訪家屋敷 書院部分


2月16日(月)~2月17日(火) 福知山市スタディツアー

福知山市のスタディツアーは、まちあるきとグループワークと旧三和町におけるヒアリングを行いました。

初日の午前中は、 みんなでまちあるきをしました。学生諸君が気にいたのは、「まちのば」福知山市の広小路商店街にある「まちのば」は、「コミュニティスペース(レンタルスペース、多目的スペース」と、「古本と珈琲 モジカ(ブックカフェ)」からなる複合施設です。なかなか気に入ったので、長居してしまいました。

まちのば(撮影:倉寿和)


まちのば(撮影:倉寿和)


まちのば(撮影:倉寿和)


福知山市と言えば、やはり福知山城由良川御霊神社も欠かせませんからこちらも散策しました。

福知山城(撮影:倉寿和)


由良川(撮影:倉寿和)


御霊神社(撮影:倉寿和)


まちあるきの後は、グループワークを行い。これまでの学びの振り返りと共有を行いました。夜は、三和荘に宿泊して、三和地区における三和地域協議会設立と三和地域計画づくりの取り組みを伺いました。

翌日は、福知山市三和支所にて、三和地域の自治会長会の三役の方々から地域づくりの現状を伺いました。
この3日間、地域づくりの現場から地域づくりに苦闘されている地域のリーダーの方々の話を直接伺い、それをサポートする自治体職員の皆さん話を伺い、多くの学びがありました。

この地域スタディツアーですが、地元自治体のご協力によって、円滑に進めることができました。

守山市地域振興課及び協働のまちづくり課の皆様 吉身東町自治会の関係者の皆様 玉津学区の皆様

福知山市市長公室企画課の皆様 三和自治会町会の皆様

大変お世話になりました。ここに記して、改めてお礼申し上げます。

孔明鎖(孔明パズル)を解いて

只友 景士

先日、帰宅すると小学生の息子がガチャガチャ木片を組み合わせようと悪戦苦闘しています。

私たちの大学院時代の友人から「お子さんへのプレゼント」といって、「孔明鎖」なるパズルが送られてきたのだそうです。母親が開封し、息子は早速そのパズルに挑戦していたのでした。友人は、大学院時代の後輩で、中国からの留学生。「ただ、ばらしては組み立てるだけのパズルです」のメッセージがあるのみ、6個の木製ピースを組むだけの簡単なパズルのように見えました。

孔明鎖の6個のピース


小学校低学年の息子は、悪戦苦闘して、結構な時間ガチャガチャやっています。
「そんなに難しい?ちょっとかしてみて」と私も参戦しました。
「こんなのすぐにできるでしょう」と始めましたが、できません。
「できた」と思ったら1本余っていたり、緩くて持ち上げるとばらばらと崩れてしまう駄目な状態だったりとなかなかできません。
初日は、1時間ほど格闘しましたが、こりゃ駄目だと「もう止め」と止めました。
翌日も、帰宅後、少しガチャガチャやってみました。
「簡単そうに見えて、難しいな」とか言いながら息子と代わる代わる格闘していると・・・・
妻が
「YouTubuには解き方の動画出てるよ。見ますか?」
と言います。
私と息子は、
「絶対に見ない」
と見ることを強く拒否。答えを見たら解く楽しみがなくなってしまうではないですか。
6個の木片ピースの形状を観察して、形状の特徴で分類して、組み合わせの可能性を考えてみることにしました。
木片ピースに記号をつけ、組み合わせを研究して、記録をとって、悪戦苦闘すること2時間ほどかかって、やっとパズルを解くことができました。



完成したとき、久々の達成感を味わいました。インターネットが普及して、パズルの解き方も動画で見ることができたりする時代です。聞くところによるとゲームの攻略法もYoutubeで調べたりする時代とか。

インターネットは便利ですが、安易に答えを得たりするのはどうかなと思っていましたが、今回、やり遂げて良かったなと思いました。

ちなみにアップした写真も解き方がネタバレしないように工夫して写真を撮りました。

2014年11月15日土曜日

南京大学金陵学院より4名の方が来日されました。

事務室

政策学部教務課の石倉です。

南京大学金陵学院より4名の方が来日されました。
政策学部では、2014年度に海外版フィールドワークを中心に展開するPBL科目「政策実践・探究演習ⅠB」を新たに開設し、
2014年度はドイツのドルトムント工科大学との協働学習プログラムが進行しております。

今回の南京大学金陵学院の関係者来日では、2015年度開講予定の政策実践探究演習ⅠB南京プログラムに向け、
南京大学金陵学院の方々と今後の連携について打ち合わせが行われました。

赤松学長へ訪問の後、現在金ゼミで実際に行っている宇治川ヨシ原湿地の活動の見学、龍谷大学瀬田キャンパスの
里山保全活動の見学を行い、日本で行うフィールドワークについての検討がなされました。

宇治川ヨシ原湿地の活動


里山保全活動の見学


京丹後市五十河地区の視察


2015年度の政策実践探究演習ⅠB南京プログラムでは、龍谷大学と南京大学金陵学院の受講生がそれぞれ
互いの国を訪問し、両方の国でフィールドワークやワークショップを行うというユニークなものとなっています。
中国でのフィールドワークも、非常に魅力的なプログラムになっており、私も今から楽しみにしています。

詳細が決まり次第、ご案内いたしますので、政策学部の学生の皆さんは、今後ご期待ください!

2014年11月1日土曜日

龍谷祭に政策学部生が出店しています!

事務室

こんにちは、政策学部教務課の宮田です。
本日から深草キャンパスで開催中の第92回龍谷祭に足を運んできました。

今朝のニュースで天気予報を確認すると降水確率40%、空を見上げると雲が広がっていて少し不安な天気でしたが、
実際学園祭には学生の他にもたくさんの高校生、子供連れのお母さんが足を運ばれていて、大変盛り上がっていました!!

本学部からは地域の課題解決に取り組んでいる「Ryu-SEI GAP」チームは薬味(ネギ)にこだわった豚汁を、
政策学部のPR活動に日々奔走している「イベントスタッフ」チームは初参戦で「やきそば」を出店していました。



残念ながら、お昼を食べてから顔を出してしまったため豚汁しか食べられませんでしたが、
具もたくさん入っていて、この寒い時期にもってこいの一品でとても美味しかったです。

また、本日31日のみの出店となるそうですが、3号館の地下で本学部教員深尾先生のゼミ生が
授業で企画・制作したアクセサリーを販売していました。

なんとも言えない、、、、でもとてもセンスを感じるパッケージ。


包装を開封すると中に小さい紙が入っていていてこんな事が書かれていました。
↓  ↓  ↓

~今回、子どもの貧困に関わっている山科醍醐子どもひろばのミッションに貢献するため、
皆様が購入された商品の売り上げの一部が寄付されます~

商品の売り上げの一部は子どもの活動支援(夕食費や学習道具費)、施設維持費用などに使われる予定です。
山科醍醐子どもひろばの事業・活動内容の詳細はhttp://www.kodohiro.com/へアクセスして下さい!!(HPを見ることができます)
produced by 深尾ゼミ
↑  ↑  ↑

ゼミを通し、このような取り組みが学生時代に経験出来ることはとても素敵だなと思いました。
ぜひみなさま、HPにアクセスをしてみて下さい。

第92回龍谷祭は10月31日(金)~11月2日(日)まで開催しています。
また、11月1日(土)にはイベントスタッフ主催で政策ギャラリーが22号館3階304教室で開催されます。
ゼミの活動やRyu-SEI GAPの活動・政策学部の取組を紹介しているので、みなさんぜひ足をお運び下さい!

2014年10月28日火曜日

Ryu-SEI GAP 「わっしょい新党」の野菜市

事務室

こんにちは、政策学部教務課 野村です。
 朝晩が寒くなり、すっかり秋の気配となりました。学生達にとっては活動にもってこいの季節かもしれません。

 日頃盛んに様々な活動を行っている「Ryu-SEI GAP」ですが、その中で有機・無農薬野菜の良さを広める活動を行っている
「わっしょい新党」が、10月25日(土)に龍谷大学深草町家キャンパスで野菜市を開催したので、私も少しお邪魔してきました!
 当日は11時30分からの開催でしたが、私は 準備にもたつき12時に到着。この野菜市はいつも繁盛していると聞いていたので、
「もう品切れかな・・・」と焦っていましたが、なんとか京都の伝統野菜である「畑菜」と「にんじんケーキ」を購入することができました。
 生産された方の紹介や、野菜の特徴などがポップにかわいくまとめてあり、また、購入したお野菜の調理方法を記したメモもいただきました。
 手作り感にあふれた空間が町家キャンパスの雰囲気とも重なって、素敵な野菜市だったと思います。

  

 
 自宅に帰って早速「畑菜」を味噌和えにしていただきましたが、シャキシャキとした歯ごたえで、野菜の味もしっかりしていて
とてもおいしかったです。また、手作りのにんじんケーキは砂糖の甘さではなく、にんじんそのものの甘さがしっかりと効いており、
焼き具合もしっとりとしていてとてもおいしかったです。このケーキの味付けと焼き具合は、わっしょい新党のメンバーがきっと
色々工夫してできあがった、とっておきの一品なのかなと思います。
 
 Ryu-SEI GAPの活動はメンバーのブログで随時紹介されていますので、ぜひRyu-SEI GAPのホームページ
(http://ryu-sei-gap.jp/)もご覧ください。

 わっしょい新党のみなさん、お疲れ様でした!これからもがんばってください。

2014年10月22日水曜日

映画雑感―リンカーン vs ペンドルトン

坂本 勝

先日、スピルバーグ監督『リンカーン』を鑑賞する機会がありました。
リンカーン大統領(Abraham Lincoln)は、南北戦争中の1863年に「奴隷解放宣言」を出しますが、奴隷制度を永久に廃止するためには憲法の改正が必要と考え、「合衆国憲法修正第13条」の制定を目指します。

この映画は、リンカーンがいかにして下院での反対派の強い抵抗を抑え、「合衆国憲法修正第13条」を可決したか、下院での「修正条項」可決の政治過程を描いています。「合衆国憲法修正第13条」は、リンカーンの共和党が多数を占める上院では1864年4月、賛成38票・反対6票で可決されますが、下院では、賛成93票・反対65票で否決され、3分の2の賛成を得るのに13票不足していました。
そこで、リンカーンは、猟官制(spoils system)―大統領選挙に勝利した政党が公職の任命権を握る制度―の任命権を駆使して、1864年の下院議員選挙で落選した民主党議員に公職を約束し、現金を手渡すなどの手段を講じて「賛成票」を投じるように多数派工作を行い、「合衆国憲法修正第13条」を可決、成立させます。



この映画では、リンカーンの議会工作に頑強に反対する民主党のペンドルトン下院議員の抵抗ぶりに、奴隷制廃止論者で共和党急進派のスティーブンス(Thaddeus Stevens)下院議員が「冷酷な爬虫類」、「国家反逆罪でとうの昔に縛り首になるべき男」と罵倒するシーンがあります。ペンドルトンと言えば、1883年に「連邦公務員法」を上程した政治家と同姓で気になり、彼の経歴を調べてみると、なんと同一人物でした。


ペンドルトン(George Pendleton)は、1864年の大統領選挙で民主党のMcClellan大統領候補の副大統領候補に指名され、リンカーンの再選を阻む選挙を戦います。リンカーンが大統領に再選されると、今度は下院の議場において、民主党下院議員の切り崩しにかかるリンカーンの多数派工作に抵抗します。


「合衆国憲法修正第13条」は、ペンドルトンらの抵抗を押し切り、1865年1月31日、賛成119票・反対56票・欠席棄権8票の僅差で可決、成立します。この憲法修正法案の成立に奔走したリンカーン大統領は、4月15日観劇中に凶弾に倒れる悲劇に見舞われます。
一方、ペンドルトンも、 1865年 第39期下院議員選挙で落選すると、ワシントンの政界から退き、故郷のオハイオ州に戻りますが、その後、1879年にオハイオ州選出の上院議員として再び中央政界に復帰します。そして、1883年には「猟官制」を廃止して「資格任用制」(merit system) ―資格能力で公職を任用する制度―を定める「ペンドルトン法」を上程します。


合衆国の公務員制度史で有名なペンドルトン法の制定には、「合衆国憲法修正第13条」と同様に民主、共和両党の党派的駆け引きが色濃く反映しています。1881年9月、共和党のガーフィールド大統領が公職志望の青年に暗殺されたことを契機に―アーサー副大統領が大統領に昇格―、「猟官制」改革の気運が一気に高まり、1882の下院議員選挙では、「猟官制」改革に消極的な共和党は、民主党の192議席に対して120議席と惨敗を喫します。

アーサー大統領は、2年後の大統領選挙で共和党が勝利して支持者に公職を提供できる見込みが少ないと判断し、民主党のペンドルトン上院議員が上程する公務員制度改革法案に賛成し、ペンドルトン法は1883年1月制定されます。ちなみに、ペンドルトンは、上下両院の議員時代にリンカーンとガーフィールドの二人の大統領の暗殺を経験しています。マッキンリーとケネディを加えると、合衆国の憲政史上4人の大統領が暗殺されていますが、4人とも偶然でしょうが、ゼロの付く年度の大統領選挙で当選しています。



この映画で、「奴隷制」の廃止に反対する差別主義者のように描かれているペンドルトンは、民主党の副大統領候補として、また下院議員として、1864年の大統領選挙・下院議員選挙と1865年の憲法修正法案の採決で、三度にわたりリンカーンの共和党に敗北しています。こうした挫折を通じて醸成されたリンカーンの共和党に対するペンドルトンの党派的な対抗意識が、18年後の共和党施政下で、今度は上院議員として、リンカーンが民主党議員に対する多数派工作で駆使した「猟官制」を廃止に追い込む連邦公務員法の制定へと駆り立てることになったように思われます。



この度、映画『リンカーン』を鑑賞して、合衆国の憲政史を飾る「合衆国憲法修正第13条」と「連邦公務員法」の制定に関して、「猟官制」をめぐるリンカーンとペンドルトンの二人の政治家の時空を越えた相克の因縁を感じざるを得ませんでした。
映画って本当にいいですね。

2014年8月5日火曜日

JICA研修がスタートしました!!

事務室



こんにちは、政策学部教務課の宮田です。

政策学部では7月21日(月)から8月21日(木)まで1ヵ月間にわたりJICA研修を受入れ、12ヶ国(アフガニスタン、バングラディシュ、コモロ諸島、エチオピア、イラン、ケニア、ネパール、ソロモン諸島、スリランカ、タジキスタン、タンザニア、バヌアツ)から、中央政府・地方政府などの開発政策立案関係者16名が来日しています。

本研修では、日本の地方自治体、大学、自治会、NPO、集落等の社会経済的地域資源がどのように地域発展に寄与しているかを、現状視察を通して実態把握をしてもらう中で、日本での参加型社会開発のあり方を理解してもらうとともに、講義・ワークショップ及び現状視察に基づいて、参加型地域社会開発の理論と方法に関する枠組みを理解し、各自がアクションプランを作成し、帰国後に現地JICA事務所と連携して、具体的なプロジェクト形成に寄与してもらうことを狙いとしています。

来たる7月24日、研修員に同行し学長室へ表敬訪問に行ってきました!
赤松学長の挨拶から始まり、研修員から簡単な自己紹介と研修員代表からスピーチを頂き、最後に全員で写真撮影を行いました。



良い意味で異様な雰囲気に包まれ、英語が話せない私ですが、研修員はみなさんとてもフレンドリーに話しかけてきてくれ
(私は少し挙動不審でしたが…)、楽しい時間を過ごすことができました。

1ヶ月という長くて短い期間ですが、日本でたくさんの事を学び、
その学びを自国の地域発展の材料とし、社会に貢献してもらえたらなと思います。

繰り返しになりますが、JICA研修は8月21日(木)まで龍谷大学で受け入れています。
興味がある学生は、オブザーバーとして参加いただけます♪
研修場所や時間は日によって異なりますので、政策学部教務課にお問い合わせ下さい!!

2014年6月19日木曜日

指図堂

中森 孝文

公慶堂


 東大寺大仏殿の西側に小さなお堂がある。大仏殿や二月堂、三月堂とは異なり、普段は観光客もあまりみかけない。そういう筆者もこれまで素通りをしていたが、今回この西側エリアにある公慶堂と指図堂を拝観させていただいた。

 東大寺の大仏は752年に開眼供養が営まれた後、今日に至るまで2度の戦火に巻き込まれ消失している。1度目は源平の争いの中に起こった平重衡による南都焼討(1180年)であり、東大寺や興福寺などが大打撃をうけ、大仏殿をはじめ多くの施設が消失した。
 その復興の中心人物が醍醐寺などで修行した俊乗房重源である。実は、重源が東大寺大勧進職にという案は第二案であって、第一案は別の人物であったそうだ。重源上人は当時61歳という高齢であったが、86歳でこの世を去るまで東大寺の復興に尽力した。高齢にもかかわらず浄財寄付を募り、職人を確保し、巨木を調達するといった職務を遂行するには相当な苦労があったに違いない。

 2度目は、戦国時代の三好・松永の戦い(1567年)の兵火によって消失した。転害門や二月堂などの一部を残してほとんどが被害をうけたという。大仏も頭が落ち、木で作られた芯に銅板を貼り付けてとりつくろった状態で雨晒しになっていた。1度目と異なり幕府の援助などが期待できず、消失から100年以上が経過した。その大仏の姿を見て、「自分は雨の日に傘をさせるのに大仏様は風雨に晒されたままだ」と涙した若干13歳の公慶が、25年もの間復興にむけた想いを持ち続け、ついに幕府の勧進許可を得るのだ。ただし、江戸時代の奈良の位置づけは一地方都市にすぎず、勧進の許可は得られたものの、幕府からの援助はなかったという。そこで、公慶上人は全国勧進行脚により寄進を募り、7年間で大仏開眼にこぎつけた。続く大仏殿の造営では、さらに莫大な費用がかかるため、5代将軍綱吉の母(桂昌院)に会い、幕府の支援もとりつけた。

 ところが、大仏殿再建の経過報告のために江戸に出向いた公慶は、江戸で病にかかり帰らぬ人となってしまう。大仏殿の完成を見ることなく亡くなった公慶のために、弟子たちが御影堂(公慶堂)を建立し、そこに公慶像が安置された。生きて見ることができなかった大仏殿をいつも眺めることができるよう、公慶堂の扉は東を向いて開けられ、公慶像は大仏殿の方を向いて座っているが、その左目は真っ赤に充血しており、過労の様子が伝わってくる。

 重源上人といい公慶上人といい、勧進職に就いた年齢こそ違うものの、それぞれの時代において相当な苦難に立ち向かったことは間違いない。今ではクラウドファンディングというインターネットを使った便利な資金調達方法があるそうだ。これがあれば公慶上人は過労死をせずにすんだかもしれない。しかし、方法は違えど、寄進を募る人の理念や想い、日頃の行いが人々の心をうつということは、時代が変わっても変わらぬ構造ではないだろうか。すなわち、便利な方法を用いて労力をかけずに資金集めをするという方法(システム)だけに着目するのではなく、人々の共感を生むためには、組織やプロジェクトの目的はもちろんのこと、主宰者やその構成員全員が社会から必要とされるように努力しなければならない。スピード化や合理化が重んじられる世の中ではあるが、方法論だけでなく時には回り道をしてでも物事の道理を説くことが重要ではないかと思う。

 かくいう筆者の所属する大学も、ホームページに寄付を募るシステムを整備したようだ。そのような時に重源や公慶の話をお聞きし、公慶像を目の当たりにして、大学の構成員の一人として、物事の道理を説ける人間となるために、まだまだ精進しなければならないと痛感した。

 ちなみに、1度目の戦火の復興の際に、重源よりも先に推薦されたのは、当時48歳の法然であった。ところが浄土宗を広めるために勧進職を辞退したそうだ。しかしながら、その後も法然上人は重源上人の招きによって、再建中の東大寺にて浄土三部経を講じるなど、東大寺と浄土宗の関係強化に貢献したという。
 時は流れ、大仏殿復興のための図面「指図」が掲げられていたお堂が大風で倒壊したが、浄土宗関係者らの喜捨によって「法然上人ゆかりの霊場」として再建されたという。それが現在の指図堂である。1852年のことだそうだ。法然が東大寺で浄土三部経を講じたのが1190年だから、660年以上もの時が経っての寄進となる。なんという壮大な時間的感覚なのだろうか。

 グローバルに取引される金融商品の日々の上げ下げで、一喜一憂する世界を理解することももちろん大切だ。けれども、何世紀にもわたって想いが受け継がれるという、人間の時空を超えたダイナミックな謹厳さの価値を、将来にわたって伝えていくことの大切さも、グローバル化した社会での教育において忘れてはならないと思う。

参照:東大寺公慶堂および東大寺指図堂小冊子




指図堂

2014年5月29日木曜日

京丹後市に行ってきました!

事務室

こんにちは、政策学部教務課の栗田です。

先週末の5月24日に、授業の一環として京都府京丹後市で合宿をしている学生の様子を見に行ってきました。

この授業は、今年度、政策学部で新たに開設したPBL科目「政策実践・探究演習ⅠA」です。学生が、グループで実際に学外の地域などの「現場」でその現場の課題に取り組むということがこの科目の大きな特徴です。

現在、地方では少子化、若年層の流出、後継者不足をはじめ様々な課題を抱えています。京丹後市では、これらの課題に大学や学生のエネルギーを活用し、地域の活性化や地域住民の意識改革に取り組んでおられ、龍谷大学も京丹後市と連携して、この取組に参画しています。

さて、当日、午前中は大宮町五十河(いかが)地区の「民家苑」で管理しているNPOの活動の聞き取り調査や、その菜園でサツマイモの苗植えの手伝いをし、午後は大宮町明田地区で田植えを体験し、夕方からは、明田地区の公民館で地域の方々と交流を深めました。

サツマイモの苗を植えました


田植えにも挑戦しました


地域の方々との交流


学生も地域の方々もみんないきいきとしていましたし、お互いの交流を楽しみながら取り組んでいる様子がとても印象的でした。今年度、あと3回合宿をするそうです。学生のみなさんの活躍と成長がとても楽しみです。

なお、今年は、政策実践・探究演習を受講する約80名の学生が、京丹後市のほか、京都府福知山市、滋賀県守山市、兵庫県洲本市、京都市伏見区、ドイツ・ドルトムントでも活動します。

2014年5月16日金曜日

「政策実践・探究演習」始まる!

只友 景士

2014年政策学部は、「政策実践・探究演習」という新しい演習科目を立ち上げました。この新しい演習は、政策学部のPBL(Problem-based Learning)科目の一つとして開講されるものです。具体的な政策プロジェクトに参画し、政策実践と政策探求(調査研究)に取り組みます。そしてこの科目の事前・事後学習と二つのプロジェクト指導教員として、この科目に関わらせてもらっています。

この演習の目的としては、

①具体的な政策プロジェクトに参画する能動的な学びを通じて、主体的な学習者になること

②現場体験を通じて社会的課題を発見する感性を育み、真理を探求する力を養成すること

③公共性を深く理解し、高い市民性をみにつけること

上記の3つのことを目標としています。

この科目では、政策プロジェクトへ参画し、地域での学びや外部の専門家との交流などを通じて、プロジェクト・マネジメント能力やコミュニケーション能力の養成を行います。このプロジェクトへの参加は、研究の方法、奥深い思考や幅広い視野等、一歩進んだ学びを得ることができます。個別プロジェクトの学びだけではなく、プロジェクト横断の事前学習と事後学習があるのも、この科目の特徴です。そして、ついに4月30日(水)から本格的に全体事前学習の講義が始まりました。

事前・事後学習担当教員からの説明の風景
2014年4月30日(水)「政策実践・探究演習」第1回全体講義

(1)いよいよ講義開始!全体事前学習の第1回目となった4月30日(水)。

22号館204教室に履修登録した60名あまりの学生諸君が集結しました。

この日は、まずは、4講時の時間を使って、事前学習担当教員(清水、只友)からこの科目の狙いや学習方法などのガイダンスを行いました。科目についての説明だけでなく、この科目のようなPBL要素を持った科目が、注目され、いろいろな大学で展開されている社会的背景なども説明しました。

続いて、グループワークに入りました。8名ずつで8班に分けて、グループワークに入ります。

教員から出された「地域づくりに関するお題」について、50分間のグループワークを行い、後で発表してもらいます。

(2)グループワーク

グループワークの場所は、22号館の空いているスペースであればどこでもいいことにして、学生の皆さんが話しやすい場所をそれぞれのグループで探してもらいました。教室の前のスペースで話すグループもあれば、学生談話スペースにいくグループもあり、学生ラウンジにて話し合いをするグループもありました。私は、話し合いの場所を廻らせてもらいましたが、どの班も少しリラックスした良い雰囲気で話し合いが進められていました。2回生から4回生までの混成グループですので、さあ話し合いするぞとなったら3・4回生が率先して、ファシリテーター役を買って出て話し合いを進めていきます。2回生も緊張することなく話せるように上回生の気配りも見受けられます。政策学部では、2回生の時に「コミュニケーションワークショップ演習」を履修指導科目でほとんどの学生が履修しているので、話し合いをうまく進める基礎が身についているんだなと改めて実感しました。

203教室の教卓付近のスペースでグループワーク中。


22号館2階の学生談話スペースにてグループワーク中。


22号館2階北のラウンジにてグループワーク中。


(3)グループワークの成果発表

50分の話し合いの後は、グループごとに話し合った結果を発表してもらいます。

グループワークの結果を発表しています。


2分間プレゼンと題して、各班話し合いの結果を発表してくれました。こうした発表の経験を少しずつやっていくと人前で話すことが苦手な人も何とか話せるようになっていきます。上手な人が話す班もあれば、ひとり一言ずつ順番に話す人もいます。メンバーの学習履歴が様々なので、出てくるまとめも千差万別で面白いものとなりました。ということで、初回の講義は無事終了しました。

(4)7つの個別プロジェクトの紹介

さてさて、この授業は、個別プロジェクト事前・事後学習二層式の学びとなっていますので、最後に、個別のプロジェクトについて、受講生募集時に配布された案内から紹介しておきたいと思います。全部で7つの個別プロジェクトが動いています。

① 福知山プロジェクト 「市民の声を聞き、市民の声を形にする!福知山市政策マーケティング手法の開発と骨太の地域づくり参画プログラム」(担当教員:只友景士 プロジェクト連携先:京都府福知山市市長公室企画課

[プロジェクトの概要]

福知山市が進める政策マーケティング事業に参加し、骨太の地域づくりにチャレンジします。市民の声から政策をつくる政策マーケティング手法を福知山市と龍谷大学が共同開発します。市民の声を聞く取り組みとして、「未来を描く!福知山100人ミーティング」の企画運営への参加、福知山市民1万人インタビュー(福知山市・FM丹波の協力事業)への参加などを行います。市民の声を政策の形にする取り組みとして、福知山市三和地域における地域づくり計画の具体化への取り組み(農産物直売所づくり)への参加、「日本一の図書館づくりプロジェクト(仮称)」に参加します。

ちなみに、昨年度の「未来を描く!福知山100人ミーティング」については下記のサイトを参照してください。
La Sankaの記事 (未来を描く!福知山100人ミーティング 「福知山のこともっと考えよう」
両丹日日新聞の記事 「まちづくりに熱弁飛び交う市民100人ミーティング

[どんな人向けか?]

主体的かつ積極的にプロジェクトに参画する人、話し合いによるまちづくりに興味のある人、自治体と地縁組織の連携による地域活性化プロジェクトに興味のある人、過疎地域の再生プロジェクトに関心のある人、福知山市立図書館を日本一の公立図書館にしてみたい人、田舎暮らしに興味のある人。

② 守山プロジェクト「話し合いがまちを変える!守山市市民参加と協働による骨太の地域づくり参画プログラム」[担当教員:只友景士 プロジェクト連携先:滋賀県守山市役所 地域振興課及び協働のまちづくり課

[プロジェクトの概要]

本プロジェクトでは、守山市のまちづくり事業に参画しながら学びを深めます。具体的には、協働のまちづくり課の「市民参加と協働のまちづくり事業」及び地域振興課の「守山まるごと活性化事業」の二つの事業に参加し、二つの事業の架け橋になります。守山市の進める話し合いによるまちづくりの取り組みに参加して、市民懇談会の開催に様々な形で関わります。まるごと活性化事業では、守山市役所と学区自治連合会等との連携で進められる個別事業に参加します。

[どんな人向けか?]

主体的かつ積極的にプロジェクトに参画する人、話し合いによるまちづくりに興味のある人、自治体と地縁組織の連携による地域活性化プロジェクトに興味のある人、まちに無関心な人が多い地域で、まちへの関心を高める取り組みを行い、まちの雰囲気を変えてみたい人。

③深草小学校プロジェクト 「学校連携による地域学習について考える~深草小学校の総合的な学習の時間のカリキュラム開発プログラム」(担当教員:井上芳恵 プロジェクト連携先:京都市立深草小学校

[プロジェクトの概要]

深草小学校ではこれまで総合的な学習の時間が学年毎に取り組まれていましたが、2014年度は「わたしたちのまち深草」を共通テーマに、3~6年生まで商店街、安全・安心、環境など学年毎のテーマを決めて、深草地域と積極的にかかわる学習プログラムの開発を進めています。本プロジェクトでは、地域や大学などと連携した総合的な学習の構築について、他地域の事例を含めて調査、分析を行い、深草小学校の総合的な学習の時間において実践活動を行います。

[どんな人向けか?]

主体的かつ積極的にプロジェクトに参画する人、地域資源の発掘、地域の歴史に興味のある人、子ども達の地域学習支援に興味のある人、教育・カリキュラム開発に興味のある人など。

④伏見ふれあいプラザプロジェクト 「地域イベントと地域コミュニティについて考える~伏見ふれあいプラザ企画・運営プロジェクト」(担当教員:井上芳恵 プロジェクト連携先:京都市伏見区役所

[プロジェクトの概要]

伏見区民相互の交流とふれあいを深め、地域の活性化を図ることを目的とし、環境や福祉等のPRを通じて理解を深める場として毎年8月頃に開催されている「伏見ふれあいプラザ」の企画・運営に関わりながら、伏見区の各学区の現状や課題を把握し、区民の交流の場や地域活性化の方法について検討します。

[どんな人向けか?]

主体的かつ積極的にプロジェクトに参画する人、地域イベントの企画・運営のノウハウ、力を身につけたい人、地域で実施されるイベント(区民祭、市民祭、フェスタなど)、地域の交流を促進し子どもからお年寄りまでが楽しめる場づくりの企画・運営に興味がある人、行政職員とともにイベントの企画・運営に携わることで公務員の仕事の一部を体験したい人、地域コミュニティ(自治会、町内会、NPO、市民活動団体など)の交流、活性化に興味のある人など。

⑤伏見区投票率向上プロジェクト「伏見でセンキョを考えよう・伝えよう・盛り上げよう!」(担当教員: 土山希美枝 プロジェクト連携先:伏見区選挙管理委員会

[プロジェクトの概要]

まず、若者投票率の現状やなぜ低いのかを深く調べ学ぶところからはじめます。議会の見学や議員・政治家へのインタビューなど、「政治」の現場を学ぶこともあります。課題解決の取り組みの前段階、課題分析を丁寧に行い、「若者が政治に参加することとその意味」を理論でも体験としても学びます。文献を読んだり、事例調査もありえます。京都市の通常選挙としては2015年4月の京都市議選があります。それにむけたアクションプランを練って実践します。

この春の京都府知事選挙の際に、土山先生の指導の下で先行的に取り組んだ取り組みはこちらをクリック。

[どんな人向けか?]

政治を学び、選挙を学びたい人、学んだことを伝えたい人。選挙を盛り上げたい人。上から目線でなく「伝える」ために、まず自分が学ぶことから始めます。「探求」にかなり重きをおいているので、実践好きだけど「する」にとどまらず、その前の基礎力をつけたいという人に向いています。

⑥洲本プロジェクト「グリーン&グリーン・ツーリズムの構築による洲本市の地域再生」(担当教員:白石克孝 プロジェクト連携先:兵庫県洲本市役所

[プロジェクトの概要]

エコのグリーンと農漁村体験のグリーンの2つのグリーンをツアーとして考えることで地元の魅力発見と参加型地域再生を実現します。淡路島3市が特区として取り組んでいる「環境未来島構想」と連動した内容として政策を考察する必要があります。洲本市内の重点4地区を拠点として、水力発電所設置の市民普請(工事・作業)、里山保全の市民普請、ため池の保全管理普請、有機低炭素農業体験、低炭素漁業の構築体験、農家民泊事業の実現など、地元と学生(正課科目と課外活動)と専門家を組み合わせて、協働型の地域再生事業の新たな方向性を探ります。地元での成果発表会を開催し、また1泊2日の「ツアー」の企画と実施などにも取り組みます。演習生以外の課外の学生の企画参加をサポートします。九州大学の工学部の院生や学生と水力発電事業で交流することになります。

[どんな人向けか?]

研究分析チームと企画開催チームの2つの機能を持ちます。どちらの側面にも関心ある人に来てほしいと思います。さまざまな市民普請や体験事業に取り組みます。汗をかく事をいとわない人が頼もしいです。中山間地の課題解決と再生可能エネルギー利用や環境保全とのリンケージによる地域再生をめざしています。ツーリズムと名を打っていますが、多くの観光客を集客するようなことを目指してはいません。こうした課題の提示にピンと来る人。

⑦ 「京丹後市五十河地区における複線型地域再生」(担当教員:清水万由子 プロジェクト連携先:京都府京丹後市役所

[プロジェクトの概要]

農業の活性化による、内から外に向かう再生。学生の農業体験と参加による地域再生プログラムの地域住民との共同開発。多品種型農業とその産物を活用したミニ6次産業化(府のプロジェクトの活用)。江戸時代の民家苑を活用した外から内への活力の導入。日本の歴史と地域社会を学ぶ留学生と日本人学生による農村研修。体験型4プログラムの具体化。民家苑の農園等周辺環境の整備。

[どんな人向けか?]

現地の方々との交流やコミュニケーションに関心がある人、様々な体験型のプログラムづくりという実践活動や農業体験に関心がある人、農業や農村の体験をしたい人、地域資源を活用した住民参加型の地域づくりを体験したい人、とにかく農村を見たい、農業を体験したい、地域の人々と話をしてみたい人など。

(5)これから始まるプロジェクトに期待が膨らむ

こうした多彩な個別プロジェクトに参画しながら、主体的な学びの姿勢を確立してもらうのがこの科目の狙いです。地元京都市伏見区に関わる3プロジェクト、京都府北部自治体に関わる2プロジェクト、滋賀県と兵庫県に関わるプロジェクトと近畿1府2県と広範囲です。連携先の地方自治体、小学校、地域の皆さんからも、このプロジェクトに大いに期待されています。地域の皆さんと一緒に新しい何かを生み出せたら最高だなと思っています。また、科目担当者としましては、プロジェクトへの参加からだけでなく、それぞれのプロジェクトの間の交流から学生の皆さんが広い視野も身につけてもらえたら良いかなと願っています。

2014年4月25日金曜日

韓国でも内発的発展への関心が生まれてきた

nakamura

中村 剛治郎(2014年4月24日)

韓国経済といえば、国家に後押しされるサムスン電子やLG、ヒュンダイといった少数の巨大輸出企業が大きく成長し、ほかの一般企業、中小企業は低迷している、公務員になるか少数巨大輸出企業に就職しないと賃金は安いし生活は苦しい、といわれるように、ソウル一極集中による地域格差や富と貧困の格差が激しい国である。それゆえ、韓国で地域振興策と言えば、巨大企業の工場誘致や、国家の公共事業の誘致で地域経済を振興すること、つまり、外部(首都ソウル)の大きな力に依存する外発的成長のことのように理解されてきた。
今年3月下旬、私は、この韓国で開催された2つの地域シンポジウムに招かれた。一つは、20日にソウルで開催された、地域財団主催の創立10周年記念シンポジウムであり、コメンテーターとして、農村地域の内発的発展や農業の6次産業化をめぐる課題、論点について発言をし、質疑応答に応えてきた。もう一つは、21日にソウルから南方125㎞にある忠清南道という地域の中心都市・公州市で開催された忠南発展研究院主催の「グローバル経済危機の時代、自律的な地域経済の可能性を問う」というシンポジウムであり、「グローバル経済・知識経済の時代における外発型地域経済の内発型地域経済への転化の道を考える」と題する講演を行ってきた。2つのシンポジウムを通して、日本に留学して内発的発展論を学んだ学者達の尽力を基礎に、韓国でも地域経済の内発的発展をめざそうとする考え方が少しずつ浸透してきていることがわかった。
地域財団のシンポジウムでは、新理事長に就任する朴珍道忠南大学教授が開会の挨拶の中で、「6月に地方選挙があるが、地方選挙の公約と言えば、公共事業で道路を作る、企業誘致をして地域経済を振興する、そんな中身のない、地域経済の発展につながらない選挙公約がまかり通ってきた。地域の内発的発展をいかにして進めるか、このシンポジウムで深め、中身のある公約と実践を求めて行かなければならない」と述べた。地域財団は、研究者・農業者の連携により農村地域の発展をめざす市民団体で、農村地域の発展をリードする人材育成にも力を入れている。韓国与党のセヌリ党系の人も野党民主党系の人も広く結集しているようで、ソウルに事務所を置く。
忠南発展研究院は、忠清南道という日本で言えば、県のシンクタンクである。忠清南道地域は、いま、韓国で最も経済成長をしている地域である。南部は農村地域で取り残されているが、北部に、ソウル大都市圏から分散するサムスン電子やヒュンダイなどの大工場が多数進出してきたためである。4年前の道知事選挙で民主党系知事が誕生した結果、忠南発展研究院は、南部農村地域の振興を重視する研究を進めてきたが、他方で、企業誘致に成功し経済成長を誇ってきた北部の外発的地域経済の実態を分析し、自律的な地域経済への道を考えるシンポジウムを開催するに至ったのである。
シンポジウムの来賓として参加したアン・ヒジョン忠清南道知事は、「私は、このシンポジウムで、地域経済と内発的発展という言葉にたいへん興味をもっています。地域経済を考えるということは、これまでの国の地域政策に見られたように、国土のどこに産業を配置すべきか、という発想と違うものだと思います。企業誘致をしたり、国の公共事業を引っ張ってきたりすることが地域経済の振興策とみなされてきたが、内発的発展という言葉には、地域の人々が主体になって、下からの共同の力で自律的な地域経済を創っていくような魅力的な響きを感じます。時間の許す限り講師の話を聞いて、地域経済とは何か、内発的発展とは何か、忠清南道のこれからの発展の道はどうあるべきか、しっかりと学びたい。」と挨拶した。なかなか、問題意識の鋭い、スマートな知事だなと感動した。
知事は、挨拶のあと、最前列真ん中の席に陣取った。最初の報告者である私は、急きょ、知事の基礎概念をめぐる本質的な問いかけに応える話を織り込むことにした。私は会場全体のあちこちに顔を向けつつも、知事が私の講演に関心を示しているかどうか、時折、様子を見ながら話を進めた。知事は、同時通訳に耳を傾けながら、一所懸命にメモを走らせ、最後まで熱心に聴講する姿勢を崩さなかった。まだ50歳と若い知事であるが、民主党の次代のホープと言われるだけあって、その熱心さ、スマートさ、に感動した。
韓国から帰国した後、忠南発展研究院の人から、アン知事は、その後の「道庁会議で講演の話を取り上げ、道庁職員みんなが聴くべき講演だったと称えたそうです。」とのメールが届いた。
同様に、朴珍道地域財団理事長からは、この方は、忠南発展研究院の前理事長でもあるので、2つのシンポジウムとも参加されたのであるが、「内発的発展論を一段階発展させる可能性を発見して嬉しかったのです。」という感想メールをいただいた。
 韓国の巨大企業が、国内に工場を分散配置しながら、輸出競争力を軸に成長して行く時代は、もはや、終わったといえよう。今後は、中国の新興企業にキャッチアプされたり、海外生産シフトを強化したりして、国内の工場を再編したり、雇用削減をしたりする動きを強めるであろう。韓国経済が、日本ほどの発展段階に至る前のレベルで、日本がこの四半世紀苦しんできたポスト工業化段階に移行することになる。もはや、地域経済の外発的成長を期待する地域政策の時代は終わったということであろう。地域経済の内発的発展と経済の地域内循環の深化という視点が、韓国で関心を呼んでいく時代が始まったことを意味する。
ところで、内発的発展論と言えば、従来、外発的成長か内発的発展か、という理念レベルの二項対立的思考や、中山間地域に見られるような住民の下からの地域づくり運動論に留まる傾向が強かった。実際には、都市では、外発的成長をしてきた地域経済が内発的発展の地域経済に、いかにして、転化しうるか(転換ではなく)、という動態的な経路修正(経路転換ではなく)の道を拓く政策論的な、新しい内発的発展論が課題になる。私は、いま、現代の内発的発展論を、主体重視の発展論的動態的比較地域制度アプローチとして展開している。韓国での私の報告は、この立場に立つものであった。
都市の動態的経路修正型内発的発展、主体重視の発展論的動態的比較地域制度アプローチについて、詳しくは、中村剛治郎『地域政治経済学』有斐閣、同編著『基本ケースで学ぶ地域経済学』有斐閣、同「地域問題と地域振興をめぐる研究課題」『経済地理学年報』58巻4号、同「地域経済学方法論再考」『エコノミア』63巻1号、同「中山間地域の内発的発展をめぐる理論的諸問題」『地域開発』2012年5月号、ほかを参照されたい。
ともあれ、グローバル化が重要と言われている時代に、ますます、ローカル化が重要になる、地域経済の内発的発展こそが課題になる、そして、内発的発展論の新段階というべく、外発型地域経済の内発型地域経済への動態的転化の道、経路転換ではなく経路修正、を考える政策論的思考が重要、といった認識が、韓国にも広がってきたことは嬉しい限りである。

2014年4月10日木曜日

新入生フレッシャーズキャンプ

事務室

こんにちは、政策学部教務課 野村です。

 4月5日から6日にかけて新入生の「フレッシャーズキャンプ」が実施されました。
 場所は「琵琶湖グランドホテル」(琵琶湖が一望できる綺麗なホテルを貸し切りでした!)。
4月5日~6日は政策学部・法学部・社会学部の新入生全員が参加しました。



 このフレッシャーズキャンプで大活躍をしてくれたのが「クラスサポーター(通称クラサポ)」です。
クラサポは新入生の学修をサポートしてくれる強い味方です。
 「クラス会」や「キャンパスライフ相談会」はクラサポが中心となって進行し、
慣れない新入生同士の潤滑油として場をなごませ、盛り上げてくれました。
 新入生のみなさんはこれからの学生生活の中で、勉強だけでなく生活面でも何か困ったことがあれば
クラサポという頼れる先輩に色々相談してみてください。きっと良きアドバイザーになってくれると思います。



クラス会ではクラサポが緊張した空気を解きほぐしてくれました


先生も交えて「キャンパスライフ相談会」


 フレッシャーズキャンプの夜には、3学部の新入生が大広間に集まり、
学友会による歓迎レセプションが開催されました。
 吹奏楽部の演奏に始まり、バトン・チアの「SPIRITS」、よさこいサークル「輪舞曲」の
ダンスパフォーマンス、応援リーダー部から新入生へのエールが送られ、最後に4チーム合同で
学歌を大合唱し、会場は興奮に包まれ大盛り上がりでした。

「輪舞曲」の圧巻の舞


新入生へのエール。団長は政策学部生です


 新しい友達と一緒に様々な体験をしたこのキャンプはきっと新入生にとって大きな思い出になったことと思います。

 さて、おまけのお話ですが、フレッシャーズキャンプの裏側では、毎年ホテルの別室において
政策学部教員による会議・懇談会が行なわれます。
 今年はカリキュラム改革のためのワークショップが行なわれ、
グループで出た様々な意見やアイディアの発表がなされました。
 教員がよりよい教育を目指して団結していて、このようなワークショップを行なうことができるのも
政策学部ならではだと思います。
 教員同士だけではなく、学年を越えた学生の交流があり、学生・教員・職員が「チーム政策」として
強くつながっていることが政策学部の一番の魅力だなと、改めて感じました。



先生方のワークショップ風景


 新入生のみなさん、ようこそ政策学部へ!
 「チーム政策」の一員として、これから私たちと一緒に政策学部を盛り上げていきましょう。