2012年7月10日火曜日

基礎演習特別講演会 「メディアをつくる 小さな声を伝えるために」

学生スタッフ

はじめまして!
政策学部1回生の山崎亜佑子です。「ざきやま」と呼ばれています。(笑)
みなさまもお気軽に「ざきやま」とお呼びください!

入学して早くも3カ月が過ぎ、私たち学生スタッフ2期生も本格始動といったところです。いろんな経験をしてスキルアップできたらな、と思います。
大学生活を充実させますよ(^◇^)!

さてさて、本題です!
今回は6月13日に行われた基礎演習特別講演会についてです。
「メディアをつくる 小さな声を伝えるために」
のテーマで、講師として白石草さんがお越しくださいました!



白石草さんはビデオジャーナリストであり、
特定非営利活動法人 OurPlanet-TV の代表をされています。
OurPlanet-TVは非営利のオルタナティブメディアで、インターネットを利用して独自に制作したドキュメンタリー番組やインタビュー番組を配信しています。
今回の講演会ではその OurPlanet-TV の活動を通して「小さな声」を伝える大切さを教えていただきました。

現代社会で生活する私たちは色々な方法で情報を手に入れることができます。その中でもテレビなどの「大きなメディア」から手っ取り早く情報を手に入れている人が多いです。しかし「大きなメディア」だけでは伝わらないことも多いのです。
例えば福島原発事故の問題。大きなメディアから伝わる原発事故のイメージは「避難させられた人はかわいそうだな」というものですが、実際には「避難したい」と思っている人の方が多い。避難指定区域でない地域では、避難を希望する子どもたちの約1割が避難できて約9割が避難できず現地に留まっている状況です。また、汚染区域の人たちの体調不良や異変も見つかっており、原発事故によってあらゆる病気が発症しているのではないかと懸念されています。
このほかにも大きなメディアだけでは伝わらない事実がたくさんあります。だから一部のメディアだけを信じ込まない、さまざまなメディアに目を向ける、メディアを読み解く、ということが大切です。




また、白石さんはいかに小さな声から「普遍性」を引き出せるか、見つけ出せるかがプロフェッショナルにおいてのポイントで、この「普遍性」は政策学においてもポイントとなる言葉なのではないかと考えておられます。
まちづくりをする上ではその地域の人の意見を聞いて、その意見を取り入れた政策を考えるということが必要になります。しかし一人の意見だけを取り入れては超個人的な政策になってしまいます。そのため、みんなの意見を聞いて、そこから「普遍性」を取り出し、その「普遍性」を政策に取り入れることが重要なのです。
そういう面で今回のキーワードでもある「小さな声を伝える」ことは政策学にとっても大切なことなのだなあ、と感じました。

私にとっていろいろな発見のある講演会でした!
政策学はいろんなことに繋がることを実感しました(-_☆)
テレビ信者だった私がこの日からちょっぴりテレビ不信になったのはここだけの秘密です。(笑)

以上、基礎演習特別講演会「メディアをつくる 小さな声を伝えるために」レポートでした!