2010年10月28日木曜日

ロンドン滞在記~part 2~

坂本 勝

ロンドンでは、車の渋滞とけたたましく鳴り響くサイレンの騒音にうんざりさせられることがありますが、この
車の渋滞の解消とCo2 の削減、市民の健康増進を目的として、ロンドンでも、7月末より自転車の「レンタル・
スキーム」が開始されています。
この自転車の「レンタル・スキーム」については、土山さんがブログで紹介しているように、ダブリン、パリなど
ですでに実施されています。Docking Stations と呼ばれる駐輪場は、ロンドン中心部に約400カ所設置され、
バークレイズ銀行がスポンサーになって、自転車の車体には「BARCLAYS」と書かれています。




写真左は、自転車駐輪場 http://www.tfl.gov.uk/roadusers/cycling/15021.aspx より転載。
写真右は、渋滞で混み合うピカデリー・エロス像前。

渋滞する車の間をすり抜けていく自転車を見ると、レンタル利用者よりも圧倒的に
自家用自転車の方が多く、狭く歪んだロンドンの危険な道路事情を考えると、レンタル
自転車の利用が、今後期待通りに増えるかどうか疑問です。

こうしたロンドン中心部の喧噪のイメージとは対照的に、市内や郊外のあちこちには、
野鳥の天国のようなパーク、ガーデンが散在しています。市内では、St. James's
Park、Queen Mary's Garden、Hyde Park などへよく散策に出かけ、市内から1時間
以内で行けるKew Garden にも2度ほど出かけました。



写真左は、キュー・ガーデン内の日本庭園。写真右は、セイント・ジェムズ公園。