2013年12月10日火曜日

NPO・地方行政研究コース10周年記念シンポジウムが開催されました

事務室

こんにちは。
政策学部 教務課の野村と申します。
今年の9月に龍谷大学に職員として採用され、3ヶ月が経ちました。
毎日が初めてのことばかりで、ワクワクドキドキしながら仕事をしています。
政策学部で仕事をしていて思うのは、本当に意識が高く、意志の強い、元気な学生が多いということです。そのパワーに私は圧倒されっぱなしで、学生のみなさんの活動から教えられることがたくさんあります。

 先日の12月7日(土)に開催された「NPO・地方行政研究コース10周年記念シンポジウム」でも、政策のパワーを感じることができました。

 「NPO・地方行政研究コース」は、地方自治体やNPO団体など分権社会において活躍する「地域公共人材」を育成することを目的として開設している大学院修士課程のコースであり、法学研究科・政策学研究科から所属することのできる研究科横断型プログラムです。

 シンポジウム当日は「地域公共人材の挑戦-枠を超え、今を越える-」をテーマに行政・民間企業・NPO法人の現場で活躍していらっしゃる方々をお招きしてのパネルディスカッションや講演会を開催しました。

 パネルディスカッションでは、茨木市議会議員の小林美智子 氏、高齢者世帯向けの地域福祉事業を行われている株式会社アグティの代表取締役 齊藤徹 氏、職員採用において公務員試験対策を特に必要としない「人物重視」を掲げた先進的な取り組みをされている明石市・人事係長の中原一憲 氏、在日コリアンをはじめとする外国籍住民に対する福祉事業・支援事業を行っているNPO法人京都コリアン生活センター エルファ事務局長の南珣賢 氏が、それぞれの現場の観点から現在の社会の課題や現場での取り組み事例、それにおける人材の役割等について意見を交わされました。

パネルディスカッションの様子



 また講演会では、「NPO法人環境市民」の活動を経て、生駒市環境経済部の次長に転身された堀孝弘氏が、セクターを越えた人材の育成についてのお話を、元ニセコ市長で前衆議院議員を務められ、現在本学政策学部の客員教授である逢坂誠二氏が「新しい公共」を担う人材像について国内外の事例を踏まえたお話をそれぞれいただき、約80名の参加者がメモをとりながら熱心に講演に耳を傾けていました。

堀孝弘 氏の講演風景
   逢坂誠二 氏の講演風景





  シンポジウム終了後は懇親会を開催し、NPO・地方行政研究コースの修了生や協定先の方々が昔話に花を咲かせたり、現在の仕事や活動、研究についての意見交換をするなど、終始なごやかなムードに包まれていました。何よりも枠を越えたみなさんのつながりの強さには本当に驚かされました!

 この会に参加して、改めて社会の課題の多さや解決の難しさを感じましたが、それに挑んでいる人々がたくさんいること、そしてそのエネルギーの大きさを強く感じました。
 人生、日々勉強。私も「チーム政策」で他のメンバーに負けないようにがんばりたいと思います。